クマシデの果穂 ミノムシと黒ゴマ

今回はクマシデを紹介します。
シラカバなどが含まれるカバノキ科の落葉樹。
近縁のアカシデやイヌシデと合わせてソロとも呼ばれ、雑木の庭や盆栽に利用されます。

クマシデはその中では知名度も生産量も低いのですが
成長が緩やかで維持管理も容易なのでお勧めです。
ただし他のシデと同様にカミキリムシ幼虫の食害があるので注意してください。

 

初夏には大きな果穂が鈴なりです。
他のソロと比べて特別大きく目立つのが最大の特徴です。
まるで巨大なミノムシのようでもありますが決して昆虫ではありません! 

 

小さなぼんぼりのようでかわいらしい。
秋までの長い時間見られます。
ビールの香りや苦みのもとのホップに似ている(見たことありませんが)。

 

分解してみると果苞(写真の真ん中)が寄せ集まり、一枚の果苞の付け根に一個ずつ種子(写真右)がついています。
写真は未熟な果穂なので全体が緑色ですが、
秋になり成熟した果穂は茶色、種子は黒に変色しまるで黒ゴマです。
弊社では秋まで待ってミノムシを収穫し、取り出した黒ゴマを種まきして育苗していくのです。

 

普段は目立つこともない地味なクマシデですが、この大きな果穂がその存在を猛アピール!
名前は荒々しいが、見た目はかわいらしい。
園路脇などに植えるとその姿が身近に良く楽しめます。
皆様のお庭にもクマシデを植えてみませんか?

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