弊社の所在地、稲沢市からはやや離れた愛知県西尾市で中庭の作庭依頼を頂戴したので
報告したいと思います。
すでに出来上がった平面図とパースがありましたので
それを元に弊社で石材の選定と数量の計算を行い、植物も同様に計画していきます。
今回の使用石材は次の通りです。
・クワンストーン黒 平板200×400
・浅間黒朴石
・黒玉石Φ30-40 (以上 竹藤商店さま)
・割栗石Φ150
植物の緑色との対比を強く出すため、石材はすべて黒色を選びました。
その中でサイズや表面の質感に変化をつけ景色を作ります。和風でクールになるはず。
全体的に転圧したのち、まずはクワンストーン黒を敷きならべなす。
実はこの石材の切断面は凸凹です。よって出来上がりも凸凹なのです。
そもそも眺める庭で立ち入ることは稀なので、石畳のようになりますが歩くことは想定していません。
水平器が写っていますが役に立ちません。正確さよりも見かけの治まり優先で
前後左右の石との兼ね合いを見ながら並べていきます。
その後、植栽用の土を入れ、浅間黒朴石を据え付けます。
この浅間黒朴石は浅間山がかつての噴火でふき出した溶岩が固まった石で、
真っ黒く、表面はザラザラと細かな空洞が多く苔が付きやすいのが特徴です。
写真奥(室内から見ると手前になる)には黒玉石を敷きました。
こちらは丸く、表面はつるつるとしています。どちらも古典的な日本庭園の素材ですね。
いよいよ和風でクールになってきました! カッコイイ!
つづく
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