植付け時には水鉢を作る

 

この夏も暑い日が続いていますが、本日は出荷が先送りとなったイロハモミジとシロモジを一時的に植え付けしました。

猛暑だからこそ、たっぷりの水を与えて元気に育つよう水鉢を作っていきます。

 

こちらはイロハモミジです。

まずは根鉢 (根っこの周りを土ごと麻布で包んだもの)よりも二回り大きな穴を掘ります。

(上の写真が水鉢を作った状態です)

穴が深すぎたり浅すぎたりすると根付きが悪くなるので、根元がちょうど出る高さに穴を掘り、

根鉢を置き土をかぶせます。

そのままだと水が外に逃げてしまうので、根元周りを一段低くし水鉢をつくります。

出来上がったら根元までたっぷりの水を与え、そのまま水が根深くまで浸透するまで放置します。

樹種や土壌状況にもよりますが、水がひいたら複数回水やりをすると根付きよく定着してくれます。

 

 

シロモジも水鉢を作りたっぷり水をやって、植付けをします。

(余談ですが、写真手前に写っている黒い帯は水やりのための散水チューブです)

 

ご家庭のお庭で植木を植える時など、植え穴に被せた土の上から水をかけておしまい、

ということが多いと思いますが、植木生産の現場ではこのようにひと手間かけて植付けをしております。

何事でもひと手間を惜しまないことが、いいモノ作りの一歩になると思いますよね。

日照りが続く場合には、ご家庭のお庭でも水鉢を作ってやると

植木にしっかり水を与えられるので一度お試しください。

 

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