こんにちは、国分農園新入社員の野田です。
先日、田んぼに行って藁をもらってくるという業務連絡があり、それを聞いた際に「植木生産になぜ藁が必要なんだ??」と頭に?が浮かびました。
用途は何なんだ?と考えながら軽トラで現地に向かうと、田んぼの端から端まで、驚くほどの広さに長さ80cmほどの藁束がズラーっと並んでいました。
これらを両手で抱えられる位のサイズにまとめ、自社の畑まで運ぶのが今回の仕事のようです。
藁束作りは一束の量と結び目の位置が大事
(ちょうどいいサイズの藁束をブレなく作り続けるのは大変です)
一見すると上記の写真の藁束なんて、作るの簡単じゃね?と思われますが、いざやってみるとちょうどいいサイズにまとめるのは中々難儀する作業でした。
穂の向きを違えた2つの束を重ねて中央を紐で結ぶのですが、結束の位置が悪いと持ち上げた際にバラバラと崩壊してしまいます。
同僚とふたりで作業をしたのですが、初めは二人そろってグズグズの結びのものを作ってしまいやり直しになってしまいましたが、作業を重ねるうちにキリっと結ばれた藁束を作れるようになりました。
この日は2時間ほどこの作業を続けましたが、秋晴れの高い空の下、さわやかな空気を吸い、養老の山々を遠方に眺めながらの作業は最高の気分です。
稲藁は樹木育成に非常に良い効果を発揮してくれる
苗木の周りに稲藁を引く意味としましては、防草効果、乾燥対策、日光を遮断し適温な育成環境を構築する効果があります。
ホームセンターなどで見かける黒いビニールのような防草シートと違い藁は1年ほどでボソボソになり分解されるので、そのまま地面に埋め込めば堆肥効果もあるという、一石二鳥の素晴らしい一品なんですね。
新人にとって用途不明な藁束は、こんなに植木生産に大切なものだったとよく理解した1日でした。
四季を感じ、空気の匂いを直に感じられる植木生産のお仕事はこころと体が健康になりますよ!
オフィスなどで閉塞感に苛まれている方にも、人生の転機として転職をおススメします。
野田 義紀
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