(日陰に置いたシートの中にたくさんの種たちが眠っています)
こんにちは、国分農園の野田です。
すっかり春の陽気を感じられる季節になり、快適に作業ができるようになりましたね。
本日は昨秋にまいた種を芽吹かせるために、大量の育苗トレーを移動させたお話をします。
昨年大量に採種した種が越冬し芽吹く時
(たくさんの種から新たな木々の元が生まれてきます)
この業界に入るまでは、同樹種に大きな個体差があるなどどは考えてもみませんでした。
ただ、生産者によって育成の考え方は違い、結果としての木の形は千差万別の変化があります。
弊社の目指す樹形は、まるで山に自生しているような、しなやかでやわらかな樹形です。
他生産者からの納入では、それが叶いませんので、種や挿し木などの状態から生産を行っています。
今回、芽出しのために冬眠から目覚めさせたものは、
アオダモ アカシデ アズキナシ
アロニア イジュ コハウチワカエデ
ジューンベリー シラキ ツリバナ
ツワブキ ヒメシャラ フェイジョア
ホンコンヤマボウシ マルバノキ
ヤマモミジ リンボク
と、たくさんの種類が選ばれました。
これらのトレーを植木畑にあるハウスに移動させます。
ハウス内には散水チューブが設置されていますので、その周りに樹種ごとに置いていきます。
50個以上は運んだでしょうか。
中には春を待ちきれずに発芽している種もちらほらと見られました。
(ヒメシャラのかわいい芽が出ていますね)
これらの新芽たちが幾年もの歳月をかけて大きな木へと成長し、皆様のお庭へお邪魔するようになります。
ここから先の成長のため、施肥や殺虫剤、畑への植付けや移動を世話するのが我々の大事な仕事です。
どんな業務をするときでも、この最初の芽出しからたくさんの手間暇をかけて育てた木を扱っているんだということを忘れないようにしたいですね。
弊社ではこのような植木生産の業務もしっかりと行っております。
木を育てる、ということにご興味を持たれた方は、ぜひご連絡くださいね。
野田 義紀
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