二年目社員の記録 令和5年1月勉強会 植木の病害虫について

こんにちは、国分農園の野田です。

氷点下の寒さになったり、急に3月のような陽気になったり、体が気温変化に追いつかない日々が続いていますね。

大雪の中、岐阜の山間部で泣きそうになりながら芝張りをしていた去年よりは全然ましなのですが、天気は安定してほしいですね。

 

今回はしばらく中断していた勉強会が行われましたので、ご報告します。

 

植木好き従業員の企画発案

モミジ…秋に色づくとキレイですよね。

キレイなんですが…根本をよーく見てください。

細かな木くずが落ちています。

これをどけてよく見ると、幹に穴が開いている場合があります。

これはカミキリムシの幼虫であるテッポウムシが木の内部を食い荒らしている証拠なんです。

一見すると幹は健全に見えますので気づきにくいのですが、ほっておくと木が枯れるぐらいの被害が出ます。

 

今回の勉強会は、自宅で数えきれないほどの盆栽と植木を育てている従業員の発案による、植木の病害虫講座を行いました。

講座の内容は、植木の病気、害虫、対策として使用する薬剤、樹種別病害虫リストの4つの項目について学び、資料を確認しながら随時社長の解説を入れていただいています。

(メモ書きが汚くてすみませんが、こういった資料を使っています)

病気については、うどんこ病、黒星病、すす病などのカビが原因で起こる、葉に症状がでる病気や、こぶ病のように幹や枝、時には根にカビや細菌が原因で発生するこぶが栄養の通路を破壊するようなものなどを学びました。

 

害虫については、刺されると痛く葉を食い荒らしてしまうイラガやチャドクガの幼虫やアブラムシ、幹を食べてしまうコウモリガやカミキリムシ、枝葉に寄生し吸汁し、枝葉枯れを起こすカイガラムシなどについて確認しました。

 

普段の業務の中で殺虫殺菌剤を散布する機会があるのですが、どの虫や菌にどの薬剤が有効なのかはあまり詳しく考えていませんでしたので、今回の勉強会の資料でそれらを確認したおかげで、病害虫を発見した際に種類と対策について深く考えられる頭になったかなと思います。

 

勉強会後、畑で病害虫を探したくなる

勉強会の後、畑のジューンベリーを移植する業務があったのですが、病害虫を探そう探そうという意識になっていたので、早速コウモリガの食害を発見してしまいました。

これは食痕をはがした後の幹が大穴となっており、手で軽く力を加えただけで折れてしまいました。

 

イロハモミジの移植時にもカミキリムシの食害があり、そちらはまだ幹が生きていましたので、害虫対策のスプレーを吹き込んで退治しました。

 

なんというか、意識しているだけでこんなに直ぐに異常に気付けるのだなと思いましたので、これから春になり葉が茂る季節になっても気を抜かないように畑やお客さまのお庭の観察を続けていきたいと思います。

 

 

昨年は私が勉強会の案を出していたのですが、今回は自発的に別の従業員がネタを出し、資料を作成したうえで開催してくれました。

弊社では、やりたいなと思ったことを実行できる環境であります。

植木が大好きな方などは、自分から発案して行えることがたくさんあると思いますので、弊社の業務にご興味を持たれた方は、ぜひご連絡くださいね。

 

国分農園  野田 義紀

 

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