続・今年も採種の季節になりました

こんにちは、国分農園の野田です。

あの夏のバカみたいな暑さはどこへやら、暖房器具やコタツが恋しい季節になってきましたね。

 

さて、前回の採種の話から少し時間が経ってしまいましたが、植木の種について続けてお伝えします。

 

果実感あふれるフェイジョアの実と種

(フェイジョアの実はおいしくいただけます)

中南米の亜熱帯地域を原産とする果樹、フェイジョア。

11月前後に上記のような大ぶりの実がいくつも生ってきます。

 

においをかいでみると、何とも言えない甘い香りがしてきます。

生食やジャム作りにも向いており、私も実際に食べてみましたが、さっぱりした甘さがありヨーグルトに混ぜたらおいしいだろうなと感じました。

このまま果実として販売してもよさそうなんですが、弊社では植木栽培のために種を取っていきます。

収穫した実をしばらく寝かせて、外皮が茶色くなってきたら熟してきたサインです。

これを包丁で切ると…

きれいな黄色の果肉が見えてきます。

よーーーーく見ていただくと、キウイみたいなゴマ粒大の種が見えます。

実をスプーンで取り出すのですが、小さな種を手で仕訳していたら、時間がいくらあっても足りませんので…

実を集めたらミキサーにかけて、液状にしてしまいます。

ミキサーの刃がある程度大きいため、ゴマ粒大のフェイジョアの種は傷がつかずに残りますので、

写真では見えにくいのですが、目の細かい網でこして種だけを残します。

こんな感じの極小の種から、パイナップルに似た甘い大きな実を生らせる植木へと成長するんですね。

これらの種を集めて、育苗トレーに撒き、月日をかけて育てていきます。

種、苗木、成木、実、と生命のサイクルの不思議を観察できる職業、それが植木生産業です。

丹精込めて育てていますので、ぜひみなさまのお庭にも迎えてやってください。

 

国分農園  野田 義紀

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