生垣としてシルバープリペットを植えました

こんにちは、国分農園の野田です。

お庭の目隠しとして現在ではアルミフェンスなどの人工壁の設置が多いのですが、ふと見た際に涼し気でさわやかな気分になれる植木の生垣を今回は植え付けました。

斑入りの葉がきれいなシルバープリペットでの列植です。

 

植付の手順として…

コンベックスなどを使い、予定地の幅に均等に植えられるよう等間隔の位置を測っていきます。

今回は40cm幅での植付となりました。

位置が決まったら土壌改良剤と化成肥料を土全体にすき込んで、水はけがよく、植木に栄養が行き渡るような土壌を作ります。

写真では一気に植え付けられていますが、1本1本植穴を掘り、それぞれの木の枝が列に対して水平になるように位置の調整をしています。

植木ごとに葉張や高さの個体差がありますので、列全体として違和感のないように順番を入れ替えたりもしています。

生垣としての列のバランスがよくなったら、1本ずつ木の周りの土を円形に下げ、水鉢を作ります。

その上で、水をたっぷり注ぎ、植穴の土をスコップで根鉢に寄せるように水を浸透させていきます。

この水極めという作業を丁寧に行うことにより、乾燥のもとになる植穴内の空気を抜き、根の隅々まで水を行き渡らせることにより、移植後の活着を促す状態が出来上がります。

水鉢から水が引いたら、土を被せ、周辺の凹凸を丁寧に均していきます。

 

本来であれば竹と支柱を使って布賭け支柱を立ててから生垣となる植木を植えていくのですが、資材の都合で今回は植栽が先になりました。

後日、現場リーダーが布賭け支柱を立て、シルバープリペットを結束して完成です。

 

狭い通路での植付でしたので、お客さまの住宅にハサミやスコップなどをぶつけないよう気を使いながらの慎重な作業でしたが、ずらっと並んだ列植を見ると、人工物では出せない温かみがあり、素敵な庭の装飾になっているな、と感じました。

 

いずれこのシルバープリペットが育ち、美しい生垣となることを願ってこの日は作業を終えました。

 

 

国分農園  野田 義紀

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